消火器の能力単位

消火器は消火薬剤や大きさなどに応じて、それぞれ消火能力をあらわす単位が示されています。
能力単位の判定には、A火災用とB火災用の消火模型が用いられ、消火した模型の大きさ、または個数によって能力単位が与えられます。

A火災模型

普通火災マーク

オイルパンにガソリンを入れ点火してから3分後から消火を開始し、消火薬剤の放射終了後2分に以内に再燃しない場合、それらの模型は完全に消火されたものとして能力単位が与えられます。

  • A-1 火災模型[杉、気乾材90本]

    A-1 火災模型[杉、気乾材90本]
  • A-2 火災模型[杉、気乾材144本]

    A-2 火災模型[杉、気乾材144本]
A火災消火模型の木材を展開した表面積
  • A-1 模型 8m2(おおよそ4畳半)
  • A-2 模型 16m2(おおよそ8畳)

B火災模型

油火災マーク

水12cm、ガソリン3cm(深さ)が入ったオイルパンに点火し、1分後に消火を開始。消火薬剤の放射終了から1分以内に再燃しない場合、完全に消火したものとして、オイルパンの大きさに応じた能力単位が与えられます。

油火災マーク
単位 燃焼面積(cm2) 一辺の長さ(cm) ガソリン(L)
B-1 2,000 44.7 6
B-2 4,000 63.3 12
B-3 6,000 >77.5 18
B-4 8,000 89.4 24
B-5 10,000 100.0 30
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
B-19 38,000 194.9 114
B-20 40,000 200.0 120
最大B-20

C火災

電気火災マーク

電気設備などに設置する場合、感電する恐れがあるか否かの区分であって、能力の単位はありません。

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