DICの水成膜泡消火薬剤は、昭和57年、初の国産水成膜泡消火薬剤として上市以来、陸・海・空自衛隊を始め、公設消防機関・空港施設・危険物取扱事業所、トンネル施設及び地下駐車場等に設置され、その信頼性と圧倒的な消火能力が高く評価されています。また、近年石油コンビナート等災害防止法改定に基づき全国に設置された大容量泡放水砲システムにおいても、新たに開発した１％希釈型メガフォームを高く評価して頂き、全国各地で御採用戴いております。

【水生成膜形成能】極めて低い表面張力を有しているため、油面上に展開した泡から還元した水溶液が油表面に浮かび、油面全体に薄い皮膜を形成します。

【即消火性】水成膜形成性と泡の迅速な流動展開性によるもので、安全且つ確実に速消火する事ができます（蛋白・界面泡と比較し３~４倍速い）。

【併用性】各種粉末・蛋白泡との併用が可能です。特に粉末消火薬剤と併用使用した場合相乗効果が発揮され、単独使用に比べ消火時間が一層短縮されます。

【経済性】腐敗成分を含んでおらず、貯蔵安定性に優れています。

【機器適合性】一般的な泡消火設備に加え、ＳＳＩ（液面下泡注入）やノンアスピレートノズルにも適合し、広範囲で使用可能です。

【省スペース】大容量泡放水砲システム専用の1%型水成膜泡は、従来の3%品に比べ備蓄時のスペース、運搬時の車輌確保において大きなメリットがあります。

マークの説明

DICの耐アルコール泡消火薬剤は、高分子ゲル生成型フッ素界面活性剤耐アルコール泡消火薬剤（AGFF）に分類されます。合成界面活性剤泡消火薬剤（特例）型式を取得しており、ガソリン・石油類等の非水溶性危険物に対しても充分な消火性能を発揮します。

【消火性能】各種水溶性危険物（アルコール類、ケトン類、エステル類、アミン類、カルボン酸類。

【機器適合性】低発泡消火設備から高発泡消火設備まで、各種発泡機に対応可能です。また、低粘性で各種混合器との適合性に優れ（万一凍結した場合も再溶解で解決し）ます。

【経済性】腐敗成分を含んでおらず、貯蔵安定性に優れます。

【卓越した耐液性】独自の"ゲル泡"型構造の泡で、泡自身に優れた強靭性を有し、たとえ水溶性液体危険物の上でも、消泡する事が有りません。

※表中の数値は、代表的測定値です。保証値ではありません。

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